先日イベント出店のために山口市へ行ってきました。
一年に一度の山口イベント。
それも応募したら絶対に出られるものではなく、審査があって出店できるかどうか決まると言うもの。
今年は２度目ではあったものの、合否はドキドキしながら待ったし、当日は晴れるのか否かもドキドキして用意しました。
結果、出店確定はしたけど昨年に引き続き悪天候。
(昨年は雹が降ったけど今年は降らなかったので今年の方が幾分マシだったかもしれない。)
それでも多くの方が来場し、私たちの靴下を求めてくれました。
昨年から引き続きの方も、初めての方も。
悪天候だと出店も大変だけど運営の方はもっと大変だったと思います。
感謝です。
さて、今回のお題にした「信用と心象」
商いをする上で非常に大切な事柄だと思っています。
「信頼を失うのは一瞬、取り戻すのは一生」なんてよく言われますが、ほんとそうだと思います。
心象も同じようなものでしょうか。
それが悪いところには行かないですものね。
今回それらを目の当たりにしたことがありました。
山口でイベントがあったり、帰省のついでで山口に寄った際には必ずいくお寿司屋さんがありました。
ネタも大きく、シャリも旨く、回転はしているけど握って出してくれる。
一年に一度とはいえ、外食をあまりしない私たち夫婦にとっては「行きつけの」の一つでした。
イベント終わりに今年もそのお寿司屋さんへ直行しました。
(なんせ疲れていたし、昼食もろくに取れなかったし、前々から楽しみにしていたので)
しかし出てきたネタは薄く、シャリもスカスカ。
私たちが何回も来ていた期待は三皿目くらいで落胆に変わり、抱いていた心象の良さは消えました。
どうやらテレビ出演をしたようで、そこから変わったと近くの席の方が話されていました。
きっと「忙しくなったんだろうと思います。
あぁ…残念だな〜と思いました。
私たちも数年前に反響の大きい番組に取り上げていただきました。
その時に新たにファンになってくださった方がいるでしょう。
その反面、離れてしまったお客様もいるかもしれません。
いや、間違いなくいるでしょう。
流出入を計算したことがないのでなんともいえませんが…。
きっと心象を悪くし、それと共に信頼を失ったのでしょう。
お寿司屋さんでも、靴下屋さんでも同じです。
そこでしか提供できないものを提供しているつもりです。
しかし、靴下はどこでも買えるし、お寿司もどこでも食べられます。
私たちの全てをその商品に注いでいます。それでも一瞬でそれらを消すのはそれもまた自分たちの行いです。
今回の山口遠征で私が一番印象に残ったことであり、改めて追考したことです。
かといって、今までのスタンスは変わりません。
ただただ謙虚であり続け実直に物作りに向き合うだけです。
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